頭蓋と仙骨 オステオパシー勉強会

頭蓋と仙骨

頭蓋は頭蓋骨と仙骨は硬膜で繋がっており動きが連動しています。

後頭骨が屈曲すれば仙骨が屈曲し、後頭骨が伸展すれば仙骨が伸展します。

この連動のパターンが理解出来れば頭蓋から仙骨のパターンが予測出来たり、仙骨から頭蓋のパターンが予測出来ます。

また、外傷などにより正常なパターンが崩れていることもあります。

後頭骨と仙骨の動きの幅が少なかったり、動きが遅かったりなど問題があります。

後頭骨が屈曲で仙骨は伸展している場合は非生理的機能障害のため体への悪影響が大きくなります。

頭蓋においては後頭骨と蝶形骨の間の関節が重要で蝶形後頭底結合(SBS)と呼ばれています。

蝶形後頭底結合の変位もパターンは多々あり、生理的機能障害は

・屈曲伸展
トーション
サイドベンドローテーション


などがあります。

非生理的機能障害ではストレインパターンがあり、

圧縮
水平ストレイン
垂直ストレイン


などがあります。

非生理的機能障害というのは外傷によるもので、事故や打撲、出産時などにより起こります。

仙骨の変位パターンは生理的なものでは

屈曲
伸展
片側屈曲
トーション

などがあります。

頭蓋と仙骨は自律神経やホルモンと関係が深いため、慢性的な疾患の場合には必ず診ていくポイントになります。

また出産時に産道で過度な力が頭蓋にかかり、頭蓋の制限になることが多いため、出産後には乳児の調整をすることが必要です。

検査をしてどの部分に問題がああるかを特定し治療していくため、触診のトレーニングが重要になります。

オステオパシー東京勉強会/頭蓋と仙骨
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