治療技術のさらなる高みを目指して
ご挨拶
当会ではオステオパシーやキネシオロジーを始め、様々な手技療法の定期勉強会を行っています。鍼灸や柔整の学校に通われている方や卒業生の方、治療院を開業中でブラッシュアップしたい方など、様々な方が参加されております。
私は学生時代に治療家を志し独立開業をしてから約 25 年、これまでに延べ約 8 万人以上の方の施術をしてきました。その経験の中で、やはり最も重要なことは、目の前の患者さんの痛みや不調を軽減・緩和させる技術を磨き続けることに尽きると感じております。
技術を向上させ続けることで、患者さんの信頼を得て、結果として自然と治療院の経営も安定すると思います。治療家を目指す人と、治療家としてさらなる向上を目指す方のための技術研鑽の場として、当会を立ち上げました。
人の健康を考える時、自然や環境との相互関係を無視することはできません。新型コロナウイルスなどの感染症の問題以外にも、地球温暖化や環境汚染、食の安全性など、私たちの健康にまつわる不安要素は年々増えていると言えます。
同時に、慢性炎症による不調、自己免疫疾患、不定愁訴を訴える人も増加の一途を辿っているように感じます。あちこちの病院に行っても原因が分からないと言われたり、多種多量の薬の接種により体の不調を起こす人のご相談も当院では数多く受けてきました。
このような現代社会の中で、西洋医学では対処出来ない心身の原因不明の不調に対し、私たち治療家の果たす役割はさらに増しているのではないでしょうか。治療と合わせて食や生活習慣、体質改善など、総合的なアドバイスと健康回復のプランニングが出来る治療家の存在がますます重要になってきていると考えています。
当会の理念
一、正確な治療技術と幅広い知識の習得
二、治療家自身の強い心身を作る
三、観察力と感受性を育てる
当会で学べること
様々な治療セミナーや勉強会へ行っても、効果的な治療法の確立ができず混乱したり、悩まれてはいないでしょうか?当会では、オステオパシー、キネシオロジーをはじめ日本の伝統的手技療法を統合した治療法をお伝えしています。
古い整体法の中には非常に優れたものもあるのですが、理論的に疑問のあるものや、危険な操作の手技も多くあるため手技を分類整理し、現代人に合った安全で有用なものをまとめております。また検査と手技をシンプルに体系化していますので、基礎となる治療は継続して学んでいけばわかりやすく習得していくことができます。
基礎クラスでは、基礎的な治療技術をお伝えしていきます。その他、スキルアップのための応用クラスを行っています。応用クラスでは症状の慢性化したもの、難しい疾患に関して各回テーマを決め詳しくお伝えしています。基礎的な技術や知識を幅広く学び習得し、専門性を高めるための深い知識を身につけていくことを大切にしています。
また、患者さんからのマイナスなエネルギーを溜め込んでしまう治療家は案外多いものです。当会では、治療家自身の心と身体のメンテナンスや健康についてもアドバイスをしています。そして、冷静で客観的な観察力、検査精度を上げるための感受性を育てるため、様々な方法で治療技術を磨いていきます。
代表紹介
伊藤 真澄 ITO MASUMI
クリアボディ 身体均整操法室/
手技療法研鑽会代表
東洋大学卒
東京均整学院 均整指導教室卒
東京医療専門学校鍼灸科卒
フィシオエナジェティック
プラクティショナー 2012
高校時代、整体協会創始者野口晴哉氏の著書に出会い感銘を受け、手技療法の世界を志しました。また、大学時代には、化学肥料や農薬を使わずに作物を育てる、自然農法の福岡正信氏の愛媛にある山小屋を訪ね、お話しを伺うという貴重な体験をしました。それが、以前より学んでいた整体や治療法と同じように、人間も自然に沿って生きれば、人為的な治療や薬などは必要がなく、ただ自然に還ればよいのだと確信するきっかけになりました。大学進学と同時に、身体均整法の専門学校で 2 年間学び、また心理療法やオステオパシー、気功法や武術などにも興味を持ち研究を重ねました。そして卒業後開業し、現在、治療年数約 25 年以上 / 延べ 8 万人以上の方の改善をお手伝いさせていただきました。
学んできたこと
フィシオエナジェティック/アプライド・キネシオロジー/リンパドレナージュセラピー(LDT)/ウェルネス・キネシオロジー/ニューロキネティック/タッチフォーヘルス(1~4)/身体均整法/山本操法/野口整体/井本整体(初等~プロ講座)/オステオパシー/小児オステオパシー/クレニオセイクラル/バイオダイナミクス/シータヒーリング/手技研療法/ポジショナルリリースセラピー/アプライドフィジオロジー/シルバメソッド/エナジェティックマトリックス/エナジェティックオステオパシー /エソテリックヒーリング /オーストラリアン徒手療法 /三軸修正法/正体術/新正体法/アヒムサ 活点操法/野中操法/快医学/潜在意識活用療法/TBB/YNSA/鍼灸/高麗手指鍼/長野式/トータルボディエナジェティクス など
私が影響を受けた三冊
治療家を志したきっかけと治療の基礎となった書物
『風邪の効用』
野口晴哉
「風邪というものは、
治療するのではなくて
経過するものでなくてはならない」
野口晴哉の本に出会ったのは私が 16 歳の時のことでした。一般的には風邪を引けば病院で薬をもらい、熱を下げ症状を抑えることが当然の治療とされています。この本を読み、「症状というものは身体自身が病気を治すための反応であり自然に経過させるものだ」という考え方に深く共感をし、野口晴哉の治療法や思想に深く傾倒しました。それは今も私の治療の礎となっています。
『自然農法 わら一本の革命』
福岡正信
「何もしないのが、最高の農法になる」
高校時代に福岡正信氏の本に出会い多大な感銘をうけました。その後、是非一度お会いしたいと思い愛媛の農園まで伺いました。突然の訪問にもかかわらず、快く色々なお話しを聞かせて頂いたのは大変貴重な経験でした。福岡さんに「この農園を一周してきなさい」と言われ、そこで見たのは耕されていない硬い土壌に様々な野菜や植物が豊かに実り、花々が咲き誇っている光景でした。農薬や肥料を使わなくても自然そのものが完全性を内包しているという福岡さんの世界観は、薬ではなく自然治癒力が身体を癒すという私の治療や健康に対する考え方と共通点があるように思え、とても感動したことを憶えています。
『いのちの輝き』
ロバート・フルフォード
「オステオパシーは身体全体、
および身体の全てのシステムが
調和的かつ無制限に、自由に運動できる状態を健康だと考える」
野口晴哉の整体操法を研究していくうちに、オステオパシーが整体に多く影響を与えていることに気づき、オステオパシーを学ぶようになりました。オステオパシーの創始者アンドリュー・テイラー・ステイルは「身体は一つのユニットである」と提唱し、症状ではなく身体全体をバランスを見て治療することを勧めました。「息一つになる」という整体の思想と、オステオパシーとの共通点に惹かれ、その後の治療法に大きな影響を受けました。
当会が目指すこと
独立開業し治療院を運営していると、治療家は日々の治療の仕事以外にも様々な問題を一人で乗り越えていかなくてはなりません。治療技術を互いに研鑽し合い、治療効果を上げていくことで自信も増し、揺るぎない治療院運営の土台を作っていける、そんな良い循環が生まれる場として、当会に集っていただけたら、何より幸いです。私たち治療家が、健康な人を増やし、病気や不調から身を守れる人を増やしていくことが、より良い未来への一歩につながると信じています。
多くの人の健康に貢献できる
信頼される治療家であるために
ご案内
治療の専門家向けに、手技療法についての少人数制勉強会を開催しています。
臨床現場で役立つ技術と治療技術向上のために、オステオパシーをはじめ様々な手技療法をお伝えしています。
現在は平日金曜の日中を中心に基礎・応用クラスを開催しています。
他の曜日や時間帯も検討しています。ご都合については一度お問い合わせ下さい。
‒ 定期勉強会 ‒
- 主に平日金曜/日中の時間帯で約4時間程度 ( 間休憩約 30 分程/実質3時間半 )
- 基礎クラス参加費用/1回 15,000 円
- 開催場所/渋谷区代々木上原当院【当院アクセスページ】、または渋谷区/新宿区近郊
柔整/鍼灸学校で学ばれている方や、治療院開業中の方までご参加いただいています。
現在、定期勉強会では主に下記の内容について学んでいただいております。
頭蓋/脊柱/骨盤の観察と調整の方法
内臓(呼吸器・消化器・泌尿器)の観察と調整
有害物質やアレルギー物質の特定と調整
エネルギーの乱れの観察と調整
栄養療法・ハーブ療法・自然療法を用いた調整法
均整法・整体操法・オステオパシー・キネシオロジー等を統合した治療法をお伝えします。
毎月の基礎クラスの他に、更に技術レベルの向上のための応用クラスや上級セミナーも随時開催しております。
上級セミナーにつきましては、関東以外・関西や中部地方などでも行っています。
応用クラスや上級セミナーについて日程が決まり次第ご連絡を希望される方は、下記よりメールアドレスのご登録をご利用下さい。開催決定の際に、ご連絡をさせていただきます。
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