手技療法勉強会

身体構造

オステオパシー、キネシオロジー、日本古来の整体を中心として、様々な治療法の効果的なエッセンスを独自に統合した手技療法をお伝えしています。

これらの手技療法をそれぞれ個別に学ぶためには、多くの時間や労力、コストがかかります。

研鑽会では手技療法を基礎から応用まで実践的なテクニックを統合したものを習得することができ、現在開業中の方にも即戦力となる技術力アップができる内容になっています。

例えば肩こりや腰痛などの不調でも、身体はホリスティックに連動して働いており、症状が出ている箇所だけを治療しても、結果的にリバウンドが起こりあまり効果がありません。

それぞれの不調に合わせて、表層に現れていない根本になっている原因を探り、全身のバランスを回復させることにより、症状の軽減をさせていくことを治療の目的としています。

治療により身体が生命力を取り戻し、自然治癒力が症状に向かっていくように導けると、身体本来の回復力で症状は改善へと向かっていきます。

基礎クラスでは様々な手技療法による基礎的な全身のバランスを整える方法を習得できます。オステオパシーの傾聴、整体の内観、気功による望診などにより症状の治療ポイントを特定します。

適切なポイントを治療することにより治療時間が短く済み、治療家とクライアント双方がバランス改善のための余分なエネルギーを使う必要がなくなります。

また、治療家自身の感覚のトレーニングや治療の際の体の使い方、鍛錬法も習得できます。不調の根本を素早く的確に見極めること、客観性のある直感力と感性を磨き技術力アップに生かしていく方法を学びます。

応用クラスでは、個別の症状や特定の疾患へのアプローチを身につけていただきます。基礎クラスで学んだことさらにレベルアップさせ、アレルギーや自己免疫性疾患、婦人科系不調など、特定症状に関する専門家を目指す方にも役立つよう様々な方向からアプローチできる技術と知識をお伝えしていきます。

代謝

土壌に含まれるミネラルなどの減少や農薬や化学肥料の使用もあり、現代人は自然な食物から取れる栄養価が全体的に下がっています。

また、日々忙しくストレスの多い生活を送る人が多く、外食やコンビニ食、ファストフードなどで食事を済ませる習慣が続くと、心身の健康維持に不可欠な必須栄養素が不足していきます。

健康維持に必要な栄養素が取れないことは、代謝を司るホルモン系統の活動にもマイナスな影響を与えます。体調不良がある人は必ず何らかの栄養の不足があるということができます。

例えば自己免疫性疾患や慢性的な炎症の症状を訴える方に対し、手技療法のテクニックで効果を上げていくことは当然重要ですが、食事からの炎症物質の摂取が改善できない限り、治療効果も上がりづらくリバウンドも起きやすくなります。

毎回の治療と栄養の改善は、クライアントが長期的な健康回復の道を歩むために重要な二つの車輪です。
治療と合わせ適切な栄養のアドバイスをすることで、クライアントに不調や病気に対し自主的な問題意識を持って取り組んでもらうことも大切と考えています。

また食品添加物や農薬、化学調味料、経皮毒、大気汚染など、心身に悪影響な多くの化学物質に囲まれていることも、人の健康にとって大きな問題点です。

現代人の多くが環境汚染や食品添加物などの毒素が蓄積しています。感受性の個人差はありますが、化学物質から受ける影響は実に様々です。

このような問題も身体の不調を引き起こすため、それらをキネシオロジーでチェックし対応していきます。

基礎クラスでは人の心身の健康維持に重要な、栄養・毒素・アレルギーについての基礎的な知識と改善法を身につけ、応用クラスでは、さらに専門性を持つ治療家を増やしていくことを目的としています。

心理

人の心理が身体の不調に与える影響は非常に大きなものです。身体の痛みとして現れている不調にも、トラウマやストレスなどの心理からの影響が樹木の根のように深い要因となっているケースは多いものです。

心理面に対し扁桃体、海馬、視床、視床下部などへの脳への手技アプローチ、ポリヴェーガル理論を応用した自律神経の調整、ブリーフセラピーを応用した心理的アプローチ、心理的問題が身体へ及ぼす影響を軽減し、ストレスに強いメンタルに導いていきます。

これらは対話を必要とするカウンセリングとは異なり、心理的負担や治療家とクライアントの共依存的リスクが非常に少ない手法です。ストレス・トラウマについての基礎的な知識、主な不調や症状、ネガティブなエネルギーから治療家が自分の心身を守る方法も習得していきます。

心理面へのアプローチにより、長期的な痛みや不調の繰り返し、同じような怪我やトラブルを繰り返す、飲酒や食べ過ぎ、喫煙などの嗜癖、アディクション傾向、また心理が身体に与えていた問題を軽減していくことができます。

ストレスやトラウマなどの心理面が生み出す不調や病気は、最終的にその人の生命を奪うほど大きくなることがあります。

心理面からのアプローチではクライアントの心に負担が少ない方法で、メンタリティをポジティブなサイクルへと変換していくための基礎知識と応用技術を身につけていただきます。

ご案内

治療の専門家向けに、手技療法についての少人数制勉強会を開催しています。
臨床現場で役立つ技術と治療技術向上のために、オステオパシーをはじめ様々な手技療法をお伝えしています。
現在は平日金曜の日中を中心に、基礎/応用クラスを開催しています。
他の曜日や時間帯も検討しています。ご都合については一度お問い合わせ下さい。

‒ 定期勉強会 ‒

• 主に平日金曜／日中の時間帯で約４時間程度 (間休憩約30分程／実質３時間半)
• 基礎クラス参加費用/１回 15,000円
• 開催場所／渋谷区代々木上原当院【当院アクセスページ】、または渋谷区／新宿区近郊

柔整／鍼伮学校で学ばれている方や、治療院開業中の方までご参加いただいています。
現在、定期勉強会では主に下記の内容について学んでいただいております。
頭蓋／脊柱／骨盤の観察と調整の方法
内臓（呼吸器･消化器･泌尿器）の観察と調整
有害物質やアレルギー物質の特定と調整
エネルギーの乱れの観察と調整
栄養療法･ハーブ療法･自然療法による調整法
均整法･整体操法･オステオパシー･キネシオロジー等を統合した治療法をお伝えします。
毎月の基礎クラスの他に、更に技術レベルの向上のための応用クラスや上級セミナーも随時開催しております。
上級セミナーにつきましては、関東以外・関西や中部地方などでも行っています。
応用クラスや上級セミナーについて日程が決まり次第ご連絡を希望される方は、下記よりメールアドレスのご登録をご利用下さい。開催決定の際にご連絡をさせていただきます。